エッジAIラボ
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WebGPU ベンチマーク v4

あなたのブラウザでMobileViT-Smallの画像分類推論をWASM/WebGPUで実行し、速度を比較。Transformers.jsのバックエンド別パフォーマンスを定量計測。

ブラウザ内で完結 — データ送信なし🟢 📦 約8MB🤖 MobileNetV2 (v3 vs v4比較用)⚖️ Apache 2.0

このベンチマークツールの特徴

WASM vs WebGPU 比較

同一モデルをCPU(WebAssembly)とGPU(WebGPU)の両バックエンドで実行し、速度差を定量的に計測します。

📊

詳細メトリクス

FPS・平均レイテンシ・最小/最大レイテンシを計測。ばらつきの大きさからシステムの安定性も評価できます。

🔍

自動環境検出

WebGPU対応状況を自動判定。GPU名も検出し、ハードウェア構成を可視化します。

🏃

あなたの端末で実行

今お使いのPC・スマートフォンでリアルタイムにベンチマーク。クラウド不要で完全オフラインで動作します。

WebGPU とは何か?

WebGPU は、ブラウザからGPUの計算能力を直接利用するための次世代Web標準APIです。 従来のWebGLがグラフィックス描画に特化していたのに対し、WebGPU は汎用計算(GPGPU)を ネイティブにサポートしており、AI推論の高速化に最適です。

Vulkan / Metal / DirectX 12 ベース

各プラットフォームのネイティブGPU APIに変換されるため、WebGLより低レベルで効率的なGPUアクセスが可能です。

コンピュートシェーダー対応

GPGPUのためのコンピュートシェーダーをネイティブサポート。行列演算・畳み込みなどAI推論の中核処理をGPU上で並列実行できます。

効率的なメモリ管理

バッファの明示的なマッピングとアンマッピングにより、CPU-GPU間のデータ転送を最小化。大規模モデルの効率的な推論が可能。

W3C標準規格

W3CのGPU for the Web Working Groupが策定。Chrome 113で正式リリースされ、 Edge・Safari(実験的)でも対応が進んでいます。

WASM vs WebGPU 詳細比較

観点WASM (CPU)WebGPU (GPU)
実行環境CPU上でWebAssemblyバイトコードを実行GPU上でシェーダーを並列実行
並列性SIMDで限定的な並列化数千コアで大規模並列処理
得意な処理軽量モデル・逐次処理・汎用計算行列演算・畳み込み・大規模モデル
ブラウザ対応すべてのモダンブラウザChrome 113+、Edge 113+、Safari(実験的)
初期化コスト低い(即座に実行開始)やや高い(シェーダーコンパイル)
メモリシステムメモリを使用GPUメモリ(VRAM)を使用

Transformers.js バージョン比較

Hugging Faceが開発するTransformers.jsは、Pythonの🤗 Transformersの JavaScriptポートです。ブラウザ上でTransformerモデルを実行できます。

v2.x

ONNX Runtime Web ベース。WebGLバックエンドでGPU対応。安定性重視。

利点: 安定、幅広いブラウザ対応制約: WebGPU非対応、WebGLの性能限界

v3.x

WebGPU対応を追加。deviceオプションでバックエンド選択。量子化モデル対応拡充。

利点: WebGPU対応、パフォーマンス向上制約: WebGPU対応ブラウザが限定的

v4.x(予定)

さらなるWebGPU最適化、モデル並列実行、ストリーミング改善が期待される。

利点: 最新最適化、新モデル対応制約: 開発段階のため変更の可能性

ブラウザAI パフォーマンスを最大化するコツ

最新のChromeを使用する

WebGPUの最適化は日々改善されています。Chrome最新安定版を使用することで最高性能が得られます。

専用GPUを搭載したPCで実行

ノートPCの統合GPU(Intel / AMD内蔵)でも動作しますが、NVIDIA / AMD専用GPUがあれば大幅に高速化します。

バックグラウンドタブを閉じる

他のタブのGPUプロセスがリソースを消費する場合があります。ベンチマーク時は不要なタブを閉じてください。

量子化モデルを選択する

fp16やint8に量子化されたモデルはメモリ使用量が少なく、WebGPUでの実行速度も向上します。

電源に接続する(ノートPC)

バッテリー駆動時はGPUクロックが下がることがあります。ベンチマーク時はACアダプターを接続してください。

ウォームアップを十分に行う

最初の数回はシェーダーのコンパイルやメモリ確保で遅くなります。本ベンチマークでは自動的にウォームアップを実行しています。

ブラウザAIの活用シーン

WebGPUの登場により、ブラウザ上で実用的な速度でAI推論が可能になりました。 以下は代表的な活用シーンです。

🖼️

リアルタイム画像処理

カメラ映像に対する物体検出・セグメンテーション・顔検出などをブラウザ内で実行。クラウド送信不要でプライバシーを保護しつつ高速処理。

💬

オフラインチャットAI

Phi-3やGemma 2Bなどの軽量LLMをブラウザ上で実行。ネットワーク接続なしで対話AIを利用可能。WebGPUで応答速度が大幅向上。

🎙️

音声認識・翻訳

Whisperモデルによるリアルタイム音声認識をブラウザ内実行。会議の文字起こしや字幕生成をローカルで完結。

🎨

画像生成・編集

Stable Diffusion系モデルのブラウザ実行。WebGPUでの並列処理により、従来のWASMでは非実用的だった生成タスクが可能に。

📄

文書分析・OCR

PDFや画像からのテキスト抽出、文書分類をクライアントサイドで実行。機密文書をサーバーに送信せず処理可能。

🎮

インタラクティブデモ

製品デモやプロトタイプにAI機能を組み込み。サーバーコスト不要で、URLを共有するだけでAI体験を提供。

主要ブラウザのWebGPU対応状況(2026年6月時点)

ブラウザ対応状況備考
Chrome対応(v113〜)最も安定。推奨。
Edge対応(v113〜)Chromiumベースのため同等。
Safari実験的WebKit実装。Feature Flagで有効化が必要な場合あり。
FirefoxNightly対応dom.webgpu.enabled で有効化。正式版は未定。
モバイルChrome対応(Android)Android端末のGPUに依存。Adreno / Maliで動作確認。

※ 対応状況は変更される場合があります。経験則(要検証)。

計測条件:@huggingface/transformers の pipeline("image-classification") を使用。 モデル: MobileViT-Small(224x224入力、約85MB)。ウォームアップ3回→計測20回の平均FPSを算出。 実際のパフォーマンスはGPU・ブラウザバージョン・バックグラウンドタスク等で変動します。 タブを切り替えるとブラウザのスロットリングにより大幅に性能が低下します。

WebGPU / ブラウザAIの導入をご検討ですか?

ブラウザAIアプリケーションの設計からモデル最適化まで、 Transformers.jsとWebGPUの実装経験に基づいたご提案が可能です。

お問い合わせ(Link Field公式サイト)

運営会社 Link Field のお問い合わせページに移動します

ブラウザAI開発に最適なエッジAI機材

WebGPU対応のGPU搭載デバイスで、ブラウザAIのパフォーマンスを最大化できます。

高性能

NVIDIA Jetson Orin Nano

最大67 TOPSのAI性能。複数カメラの同時処理や高精度モデルの実行に最適なエッジAIボード。

📷おすすめ

Raspberry Pi AI Camera(IMX500)

Sony IMX500搭載のAI処理内蔵カメラ。カメラ側でAI推論を実行し、ホストの負荷が極めて低い。

🖥️定番

Raspberry Pi 5

エッジAIの定番ボード。8GB RAMモデルでAI推論からカメラ制御まで幅広く対応。

🎥

4K Webカメラ(AI対応)

高解像度のWebカメラでAI認識の精度が向上。オートフォーカス・広角対応モデルがおすすめ。

🧠高性能

Hailo-8L AIアクセラレータ

13 TOPSのAI推論性能。Raspberry Pi 5のM.2スロットに装着してAI処理を高速化。

🔌

Google Coral USB Accelerator

既存のPCやRaspberry PiにUSB接続するだけでAI推論を高速化。4 TOPSのEdge TPU搭載。

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